2008年06月25日

消失!/中西智明 ★★★☆☆


高塔市・・・赤毛の人々が数多く住む奇妙な街で、その事件は起こった。
美しい赤毛の持ち主ばかりを次々に殺害し、忽然と「消失!」する黒ずくめの男の謎。
痕跡ゼロ、関連性ゼロの完全犯罪に名探偵新寺仁が挑む!
ミステリマニアの間で伝説と化していた本書が今また蘇る!(本書あらすじより)


<では謎解きに挑戦して下さい>

綾辻・有栖川復刊セレクション。
またまた懐かしい!
私が読んだのは確か文庫版だったので、15年ぶりの再読です。
実際に、これ一冊で消失してしまった作家さん。
なかなか有名な作品だったのですね。

トリックがアレなので仕方ないのですが、結構読み辛い(イラッとする?)文章かも。
キャラクターにも不満があるし、決して面白いストーリーではないのですよね。
でも、後半の展開はやっぱりお見事です。
ある程度は予想が出来るけれど、それも著者の狙いだというのがスゴイ。
「やっぱりなぁ〜」の次に「ほぉ!」とくるのです。
当時の驚きが蘇りました。

これが初読みだった場合、そこまでの衝撃は受けなかっただろうなぁ。
15年は長いわ。
posted by めみ at 12:09| Comment(2) | 中西智明