2008年03月21日

深泥丘奇談/綾辻行人 ★★★☆☆


体調に不安を覚えて検査入院した語り手の奇怪な目撃談「顔」、散策の途中で遭遇したローカル線の妖しい記憶をめぐる「丘の向こう」・・・。
京都を舞台に、せめぎあう日常と超常、くりかえす怪異と忘却を描く怪談絵巻。
全9話収録。(bk1内容説明より)




<ひょっとして幽霊とか、信じるほうなんですかぁ>

怖くもなければ、気持ち悪くもない、不思議な怪談(?)でした。
あとがきで、語り手の「私」の設定は自分自身に似ているとありましたが、では「奥さん」もやっぱり・・・?

「悪霊憑き」は既読。
単品だと違和感なかったのですが、シリーズとして読むとこれだけ妙にミステリしているので、浮いてます。
唯一、「開けるな」のオチには驚きました。発想の逆転だ。

連作形式ということで、ラストはサプライズを期待した分、盛大に肩すかし。
最初はなかなか世界観を掴めず、たいしたオチのない作品にモヤモヤしていましたが、全て読み終わった後、不思議に囚われた気分になりました。
この物語世界、気になるかも。
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posted by めみ at 09:07| Comment(2) | 綾辻行人

2006年05月08日

びっくり館の殺人/綾辻行人 ★★★☆☆


館シリーズを1冊しか読んでいないので、期待ハズレだなんて口が裂けても言えません。
それどころか、密室トリックには素直に驚きました!
このサプライズだけで十分満足なのですよ。
そう、細かい事を考えずにね。

きっと、「子供にミステリの楽しさを知ってもらいたい」という想いが1番だったのでしょうね。
「せっかくだから館ファンも喜ばせたい」と練った設定は、完全に裏目に出てしまいました。
真相に触れています。
posted by めみ at 17:42| 綾辻行人