 「じつはフランス製じゃないんだ、フランス人形は」「そうなの?」 ある春の日、八駒家に持ち込まれたプラスチックの箱の中身は、「冬の室内」といった趣の舞台装置と、その右のほうに置かれた椅子に行儀よく腰かけている少女の人形。 子供らしい快活を示すように、ひょいと天を向けた少女の左足のつま先は・・・こなごなになっていた。 破損の責任を押しつけられそうな敬典の姿を見て、娘のつばめは憤慨するが、敬典は不思議と落ち着いていて……。(本書あらすじより)
6つの日常の謎系ミステリ。 中学生の娘・つばめと、専業主夫・敬典との会話が、微笑ましいです。 でも、あまり興味のないテーマだったからかもしれませんが、薀蓄が長く感じました。 なるべく読み飛ばしているため、どの作品も、あまり印象に残っていないのですよね。 せっかく中学生の娘が登場するのだから、彼女を相手に簡潔に説明するという流れだったら、もっと読みやすいのになぁ。
面白かったのは「銀座のビスマルク」。 優しい真相でした。 | |