2008年01月11日

人形の部屋/門井慶喜 ★★★☆☆


「じつはフランス製じゃないんだ、フランス人形は」「そうなの?」
ある春の日、八駒家に持ち込まれたプラスチックの箱の中身は、「冬の室内」といった趣の舞台装置と、その右のほうに置かれた椅子に行儀よく腰かけている少女の人形。
子供らしい快活を示すように、ひょいと天を向けた少女の左足のつま先は・・・こなごなになっていた。
破損の責任を押しつけられそうな敬典の姿を見て、娘のつばめは憤慨するが、敬典は不思議と落ち着いていて……。(本書あらすじより)


6つの日常の謎系ミステリ。
中学生の娘・つばめと、専業主夫・敬典との会話が、微笑ましいです。
でも、あまり興味のないテーマだったからかもしれませんが、薀蓄が長く感じました。
なるべく読み飛ばしているため、どの作品も、あまり印象に残っていないのですよね。
せっかく中学生の娘が登場するのだから、彼女を相手に簡潔に説明するという流れだったら、もっと読みやすいのになぁ。

面白かったのは「銀座のビスマルク」。
優しい真相でした。
posted by めみ at 16:54| Comment(0) | 門井慶喜