 怖いけれど哀しい、おぞましいけれど面白い。 中世の王国の物語と現代の恐怖譚のつづれ織り。 王妃に仕える侍女ツルと、小さな街に住む現代の老女の謎とは。(BOOKデータベースより)
<人間を滅ぼすほど面白いことはないものね>
初・あさの作品です。 『バッテリー』など、作品名はよく聞くけれど、手にとったのはこれが初めて。 「この小説には毒があります」の帯に惹かれました。
城で働き、王妃に助言をする謎の侍女ツルと、現代で不思議な出来事を語る老女。 2つのストーリーが交互に進んでいきます。
う〜ん。 確かにグロい表現はあるけれど、「毒」というにはパンチ不足。 ぼんやりとした気持ちの悪さだけが残りました。 ゾッとするような恐怖を期待したんだけどなぁ。
城での出来事も、老女の語る怪談っぽい話も、どこかで読んだことのあるような内容で新鮮味が感じられないのです。 サプライズも思ったほどではなく、淡々と読み終わりました。 後に収録されている『崖の上』も救いのないストーリーですが、なんとも地味。 印象に残らないのですよね・・・。 | |