 花輪家が所有する銀青館に招待されたミステリー作家屋形。 嵐の夜、館主の部屋で起きた密室殺人、さらに連鎖する不可能殺人。 対岸の四神家の金赤館では、女の「殺して!」という絶叫を合図に凄惨な連続殺人の幕が切って落とされる。 両家の忌まわしい因縁が呼ぶ新たなる悲劇! 鬼才が送る、驚天動地のトリック!
<袋小路と笑わば笑え。これも新本格だ!>
長編はこれが初めての倉阪作品。 ホラーのイメージが強い作家さんなので敬遠していたのですが、この作品は本格寄りのバカミスという噂を聞き、手に取ることにしました。 著者近影が爽やかです。
あまり売れ行きの良くないバカミス作家・屋形が、己の現状を嘆いたり、自虐的になったりする様子が何となくリアルで笑えます。 そして、屋形の携帯電話の待ち受け画面は、すべて「ふーちゃん」。 ニヤリとしてしまいました。
所々で意味ありげなシーンが挟まれるので、トリックをあれこれ想像してしまいましたが、事件そのものは実にストレートです。 ヒネリを期待していたので、そこは少し拍子抜けしました。 でも、作中にも記述があるように、これは伏線を楽しむ作品なのですね。 てっきりギャグのつもりで読んでいた文章が、後に伏線になってたことに気付かされたり、あからさますぎてスルーしてしまうという、新しい感覚を何度も味わいました。 細かいわ〜! そして、ラストのバカミス的真相には、大満足! このオチは好きですね。 ただ一点、登場人物表は必要だったのかどうか・・・?
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たかじょう > お〜!読まれたのですね!微妙に気になっていたのですよ。好感触だったみたいですね。でも3つですかぁ〜、どうしようかなぁ。私もたぶん短編は読んだことがあったはずで、気になる雰囲気ではあったのですが、手を出しかねているのですよ。 (2007/07/23 16:51) ときわ姫 > この題名は何と読むのですか?ししんきんせきかんぎんせいかん〜で良いのかしら。私は倉阪さんの長編は何冊か読んで、日記には「内宇宙への旅」「赤い額縁」の2冊をUPしてます。改めて自分の日記を読み直したら、あまり高い評価をしてないくせにやけに興奮して書いてました。ものすごく癖のある作家さんなんですよね。 この本、気になってきました。読んでみようかな。 (2007/07/23 17:39) めみ > たかじょうさんも気になってらっしゃったのですね。私も最初は気合いを入れて読み始めましたが、数ページ後は力を抜くことができました(笑)。ページ数が少ないため、内容はかなり薄いです。事件はとても単純ですし、構成もすぐに読めてしまいました。でも、伏線とオチは面白かったですよ。イメージと違ってコミカルな雰囲気(東川さん風?)ですし、またお時間のある時にでも♪ (2007/07/24 12:04) めみ > ときわ姫さん、よつがみきんせきかんぎんせいかん〜と読むようです。早口言葉みたい(笑)。ときわ姫さんの書評も拝見しました。本当に評価が難しそうですね〜。倉阪作品はあらすじを読む限り、とっても私好みで心が惹かれるのですが、ミステリよりもホラー寄りの作品が多いので、なかなか手が出せないのです(でも「内宇宙への旅」には興味が。立ち読みしようかな。)本書は本格風バカミスですが、倉阪さんらしい作品だそうですよ。ときわ姫さんのご感想もお聞きしたいですね。 (2007/07/24 12:05) | |