2007年05月11日

水上のパッサカリア/海野碧 ★★★☆☆


半年前に死んだ恋人・菜津は、事故ではなく殺された?
過去や正体を隠し、東京から離れた湖畔のそばで静かに暮らす自動車整備工・大道寺勉。
ある日、縁を切ったはずの昔の仲間が現れ、菜津は勉の身代わりに殺されたと告げる。
彼らは、その復讐として、新たな仕事を持ち込んできたのだ・・・。
第10回日本ミステリー文学大賞・新人賞受賞作。


う〜ん、これは期待しすぎた。

恋愛文学なのか、ミステリなのか、ハードボイルドなのか。
そして、真相は完全にドタバタコメディ。
すごく丁寧に書き上げているんだけど、ストーリーが分裂気味で、何がメインなのかよくわからない。
勢いがないのに、突然雰囲気が変わるので、気持ちがついていけなかったり。

文体にクセがあるというか、1つの文章がひたすら長くて、読み辛さも感じました。
中盤は、ほぼナナメ読み。
でも、不思議と読後は切ない気分になってしまったのが、自分でも意外でした。
あまりのクドさに、知らない間に感情移入してしまったのかも。
菜津がいかにもおじさんが好きそうなキャラだな〜と思っていたら、著者はなんと女性らしい。
そこが一番驚きました。
内容は、すぐ忘れてしまいそう。

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あしか > 女!!!???ホントですか?そりゃ一番驚く。作者もそこで驚かれると嬉しいのかも。いかにも「女」っていうのは書きたくなかったのかもだし。
へええええええ。あ〜びっくりした。 (2007/09/07 15:20)
めみ > あしかさん、私も女性だと知った瞬間、パニックになりました(笑)。最初から最後まで、普通に男性作家だと思ってましたから。そのくらい、自然だったのですよね。すごいなぁ。 (2007/09/08 11:23)
posted by めみ at 23:01| 海野碧