2006年07月18日

福家警部補の挨拶/大倉崇裕 ★★★☆☆


『最後の一冊』・・・犯人<私設図書館の女性館長>
『オッカムの剃刀』・・・犯人<復顔術に秀でた科警研OB>
『愛情のシナリオ』・・・犯人<海千山千の女優>
『月の雫』・・・犯人<日本酒醸会社の社長>


いきなりネタバレ?・・・ではなく、これは叙述ミステリ。
刑事コロンボや古畑任三郎の手法で、古家警部補が犯人を追い詰めるのです。
どちらも私の大好きなドラマですし、同じ形式の小説を読むのは初めてなのでとても新鮮でした!
(大倉さんはコロンボの大ファンで、ノベライゼーションにも挑戦しているそうです。)

最初に犯人が事件を起こす様子が描かれていて、その後福家警部補の捜査が始まる。
犯人にうんざりされながらも何度も話を聞きに訪れる方法といい、全てがコロンボそのものです。

プロットもとても良く出来ています。
偶然に頼りすぎている点が気になりましたが、予想外の方向から導き出される証拠や動機には驚かされました。
特に『オッカムの剃刀』のラストなんてため息モノです。美しい!

ただ、福家警部補にコロンボや古畑任三郎のような魅力が感じられないのが残念。
映画が好きでお酒に強いのと外見がひどく幼いという特徴はあるのですが、全ての言動が機械的なんですよね。
出会う人全てに『刑事さんには見えない』と評されるのも少々しつこい。

これがシリーズ1作目だということですし、とりあえず次回作も読んでみます。

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すも〜る > めみさん、はじめまして。題名に惹かれて覗きに参りました。面白そうですね。私は、警察小説が、好きなんです。早速、図書館で予約してしまいました。まだまだ、先ですが、読んでみますね。また、感想を書かせていただきます。あ〜、うそうそも読まれてますね。私は予約待ちなんです。一冊買うと、集めたくなるので、買えないんですよ・・・。でも、いつか買ってしまうと思うのですが・・。話がそれてしまいました。面白そうな本をたくさん読まれていますね。参考にさせていただきます。 (2006/07/19 12:08)
めみ > すも〜るさん、はじめまして〜♪この作品は謎解きに重点が置かれているため、警察小説にしてはキャラクターに深みがなくて物足りないかもしれません〜。私は警察小説は横山秀夫作品を何冊かしか読んでいないのですが、あの雰囲気は大好きです。『うそうそ』も面白かったですよ。早く予約の順番がくると良いですね〜。ご感想、お待ちしております♪私も『しゃばけ』の文庫版しか持ってません。これから少しずつ集めていきたいです。ぜひ手元に置いておきたいシリーズですよね! (2006/07/19 20:59)
posted by めみ at 18:10| 大倉崇裕