 フランス語など習ったこともない不登校中学生の僕が、なぜ、サイト<ランボー・クラブ>のトップページに掲げられたフランス語の詩を読めるのだろうか?僕はいったい誰なのか? ある日、そのランボーの詩が書き換えられ、その詩が暗示する殺人事件が…。色覚障害の少年をめぐる事件の驚くべき真相。 鮎川哲也賞受賞作家が贈る渾身の本格ミステリ。(本書あらすじより)
<教えてください。僕のルーツを>
自分が何者なのかを突き止めたいと願う中学生・菊巳と、妻と息子捜しを依頼された女探偵の物語が交互に進んでいきます。
最初は、主人公の”ありえない記憶”に対して、歌野晶午さんの『ブードゥー・チャイルド』のようなワクワク感があったのですが・・・う〜ん、そこまで魅力的な謎ではなかったかな。 つまらない訳ではないのに、読み終わるのにとても時間がかかってしまいました。
とにかく、伏線が乏しいので、真相解明がダラダラと長き、驚きも少ないです。 ネットの予告殺人や密室殺人も小道具としては弱く、無理矢理ミステリにしちゃったような印象を受けました。 | |