ミステリ中心の読書メモ。コメントは何気に承認制です。
2008年06月25日
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 最愛の妻を殺されたノンフィクション作家・瀧野和一は、その悲しみと怒りから自ら調査に乗り出す。 やがて有力容疑者”カツミ”が逮捕される。 が、安堵したのもつかの間、同じような手口の残忍な事件が発生。 そして瀧野に犯人からのメッセージが!! 「瀧野に伝えろ カツミは捕まっても おれは捕まらない」。 真犯人は一体誰なのか? 見えない犯人を追う瀧野。そして衝撃の結末が訪れる!(本書あとがきより)
<おまえは まだ 殺してやらない>
ものすごくテンポの悪いミステリでした。
第一部は面白かったのです。 オチにはもちろん、「あれ?こういうストーリーなの?」という意味でも驚きました。 第二部からは、主人公と探偵の会話、主人公の告白がダラダラと続き、もう退屈で退屈で。 真相もパッとしないし、また説明臭くて長い。 読後、続きは「メフィスト番外地」で確認したけれど・・・目新しくなくて残念。
これで、もう長編は読まないことに決定。 | |
posted by めみ at 12:22|
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蒼井上鷹
2008年05月22日
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 そんじょそこらにホームズのように名推理ができる人はいません。 登場人物が不完全な推測をし合い、勝手に誤解をして、いつもおかしな展開に。 妻とのロマンスのために庭を掘ってほしくない男と、庭のお金を掘り返したい男の思惑が交錯する「第二の空き地の冒険」など短編七編と、関連する掌編が六編入った、傑作ミステリー集。(amazon内容紹介より)
<こんなねじれた連鎖があるだろうか>
「六本のナポレオン?」と「第二の空き地の冒険」は、シリーズ化して欲しいくらい、キャラクターがとても愉快でした。 どの短編もあまりパッとしない結末なのですが、許せる雰囲気なんですよね。 でも、メインとなる謎の真相は、盛大に期待外れでした・・・。
連作形式は大好きですが、本当にただ繋がっているだけというリンクが多くて物足りなかったかも。 あってもなくてもストーリーに影響のないリンクなんて、あまり興味ないなぁ。
ミステリとしては『九杯目には早すぎる』の方が上で、リンクを考えると『二枚舌は極楽へ行く』の方が好み。 でも、物語としては、この作品が一番楽しめました。 | |
posted by めみ at 19:32|
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蒼井上鷹
2007年07月12日
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 俺は絞殺された。 よりによって世界で一番嫌いな男、バイト先のバーのマスター・別所にだ。 だが、なぜか俺の魂は昇天せず、よりによって別所の体に飛び込んでしまった。 俺は自分を殺した罪で捕まってしまう!? しかし、その頃、俺を追い込むもう1つの殺人が起きていて、その容疑者が別所だという。 果たして、俺は俺を救えるのか?(カバー裏あらすじより)
<床に座り込んだまま、俺と俺は抱き合って泣いた。>
設定はとても好きです。 「乗り移り」のテーマはありがちですが、その相手が自分を殺した犯人というのは珍しいのでは。
俺の恋人は別所を毛嫌いしているため、別所に乗り移った俺はロクに話も聞いてもらえない。 そして、別所が容疑者となっているもう1つの殺人。 その時間帯、別所は俺を殺害しているので、犯人なわけがない。 しかし、それを立証しても、俺を殺した罪で捕まってしまう。 この主人公のどうにもならない状況は、なかなか面白かったです。
でも、全体的にストーリーのテンポが悪くて、ダレ気味でした。 驚くような展開がないのです。 真相も途中で予想がついてしまったし。残念。 短編は好みなんだけれどなぁ・・・。 | |
posted by めみ at 23:21|
蒼井上鷹
2007年02月05日
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 事故を起こして逮捕され、第一留置室の新入りとなった和井(ワイ)。 そこにはデンさん、ノブさん、ハセモトさん、マサカさんの4人の先客がいた。 留置場で繰り広げられる謎解き合戦。 必ず最後に真相に辿り着くのは、誰よりも胡散臭いマサカさん!?
<これがマサカさん・・・堀の中のハンプティ・ダンプティとのファーストコンタクトだった。>
あまり期待せずに読んだのですが、それでもイマイチの読後感。 思ったとおり、キレがないんですよ。
ハセモトさんが逮捕されたことを近所に言いふらしたのは誰か? 毎日、アイドルのコスプレで留置場の外に座る少女の目的とは? 新入りトマベさんの会社の先輩を殺害したのは誰か? ワイが以前バイトしていたバーのママの死因は事故か?他殺か? マサカさん宛てに届いた殺害予告状の差出人は?
最終話に近づくにつれ、内容も面白くなるのですが、『九杯目〜』や『二枚舌〜』などの短編集では素直に驚けた真相も、今回は強引さが気になりました。 スッキリできないんですよね〜。
第一留置室の仲間も、なんだか中途半端に個性的。 こういう限定された状況での連作だと、キャラクターに魅力がないと厳しいです。
う〜ん。明日にはどんな内容だったか忘れてそう・・・。
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ときわ姫 > 私も読みました。UPしなかったけど。短編が評判が良い方ですが、私は短編が苦手なのでこの連作短編集に期待したんですよ。全体でのストーリーもあるということで。でも、最初の一編を読んで、え?これが結末?と逆の意味で驚いてしまいました。この尻すぼみぶりはちょっとないほど。読んで時間が経った今、かなり内容を忘れてます。 まあ留置場と、拘置所と、刑務所の違いなんかの知識が得られたのが読んで良かったと思った点です。その知識が役立たないことを願ってますが。 (2007/02/06 10:02) めみ > ときわ姫さん、ミス・フロなのでときわ姫さんは読まれているハズ→感想がUPされていない→きっと面白くない、と推測してました(笑)。ほんと中途半端なミステリでしたね〜。ダラダラ進んで真相はこれ?と、バカミス以上の脱力感でした。トリッキーな短編を書く作家さんなので、長編は厳しいだろうなぁと予感してましたが、これほどとは。でも、何となく続編がありそうな気がするのですよ。デンさんがミステリアスですし。もう少し面白くなっていれば良いのですがね〜。 (2007/02/07 12:26) | |
posted by めみ at 22:32|
蒼井上鷹
2006年12月27日
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 「オレの愛する妻を殺した犯人がここにいる。犯人には密かに毒を盛った。 自白すれば解毒剤をやる」 「え、え、まさかオレを疑ってないよね・・・え、苦しい、ウソ、まじ!?」 袋小路に入った主人公と、思わず一緒になって手に汗にぎる『野菜ジュースにソースを二滴』ほか、 短編掌編合わせて12編の傑作コージーミステリー。
<ミステリー三昧 ゴクラクゴクラク>
可愛らしい表紙からは想像もつかないブラックテイストな作品集。 もちろん、構成も作風も私好みです。
デビュー作『九杯目には早すぎる』ほどズバ抜けた作品はなかったけれど、 こちらはどれも安定した面白さがありました。 登場人物が微妙にリンクするのも愉快。 どれも、真相というより「オチ」と言う方がいいですね。 綺麗にストンと落ちています。
お気に入りの作品は「待つ男」。 意外性もあり、一番微笑ましい結末でした。
前作の『出られない五人』は評判が散々だったので読む予定はありませんが、 短編の方が向いているのかもしれません。 | |
posted by めみ at 22:18|
蒼井上鷹
2006年05月24日
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 「大松鮨の奇妙な客」・・・第58回日本推理作家協会賞・短編部門候補作 「においます?」 「私はこうしてデビューした」 「清潔で明るい食卓」 「タン・バタン!」 「最後のメッセージ」 「見えない線」 「九杯目には早すぎる」 「キリング・タイム」・・・第26回小説推理新人賞受賞作
<今夜、読みにでも行こうか?>
短編5つとショートショート4つの構成です。 デビュー作にしてはどれもレベルが高めで驚きました。
何しろ、「大松鮨の奇妙な客」と「私はこうしてデビューした」を読めただけでも儲けものです! 久々に目が覚めるような衝撃を味わいました。 トリック自体は目新しくはないのですが、まさかこの作品に使われているとは・・・という意外性がたっぷり。
ただ、トリッキーな作風なんだな、と途中から身構えてしまったせいか、最後の方はあまり盛り上がらなかったかも。 「キリング・タイム」も最初から真相(サプライズ?)がよめてしまったのですよね。 これはミステリ好きなら絶対分かってしまいますよ。
この著者は、とにかく話が噛み合わない人物を描くのが巧い! 読んでいると、こちらまで「イーッ!!」ってイライラさせられるのです。 でもその相手をさせられる、いかにも小市民な男性たちが可笑しくて哀しくて。
個人的に好きな作品は「見えない線」。 ラストがせつないです。
こういうミステリ色の強い作品を書く作家が出てきて、とても嬉しいです! 次回作にも期待します! | |
posted by めみ at 17:49|
蒼井上鷹
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