 どの事件にも、映画の匂いがする・・・。 映画館、試写室、ロケ先、セットの撮影現場etc.で発生する、奇怪な事件の数々。 不可能犯罪としか思えない状況を、酩探偵・紅門福助が、アクロバティックな論理で次々と解決に導いていく。 読めば映画製作の裏事情がすべて分かる、かもしれない?! 軽妙なユーモアで描く連作ミステリー。(新潮社より)
<私立探偵が映画を観ちゃいけない?>
私立探偵・紅門福助シリーズです。
全て映画にまつわる短編集。 霞さんは作家として独立するまで、20年間映画会社に勤務していたそうで、映画の裏側やスタッフの悲哀がコミカルに描かれています。 薀蓄が控えめなのが好印象かな。
今回も霞さんらしい発想に笑い、驚かされました。 お気に入りは、被害者はどうやって倉庫に入ったのか?という謎に迫る「モンタージュ」。 鮮やかなトリックにため息が出ました。 そして、紅門の推理により犯人がアッサリ罪を認めて終了というパターンが多い中、「霧の巨塔」は良い話で好みでした。
霞トリック、ぜひ映像化してほしいなぁ。 | |