 穂村チカ、高校一年生、廃部寸前の弱小吹奏楽部のフルート奏者。 上条ハルタ、チカの幼なじみで同じく吹奏楽部のホルン奏者、完璧な外見と明晰な頭脳の持ち主。 音楽教師・草壁信二郎先生の指導のもと、廃部の危機を回避すべく日々練習に励むチカとハルタだったが、変わり者の先輩や同級生のせいで、校内の難事件に次々と遭遇するはめに―。(帯より)
<ねえ教えてよ、ハルタ>
表題作はアンソロジーで既読。 そのときは、「初野さんが学園モノ!?」という違和感で入り込めなかったのですが、この短編集は素晴らしい! 初期の作品のイメージが薄れてしまうほど、とても素敵な青春ミステリでした。
専門的な知識がないと解けない謎が多いので、日常の謎ミステリとしては米澤作品の方が綺麗に纏まっているんじゃないかな。 でも、薀蓄や理屈をこねまくったりしないので、結構ストレートに楽しめました。 お気に入りは「クロスキューブ」と「エレファンツ・ブレス」。 主人公・チカとハルタのキャラクターやユーモアのセンスもとっても好み。 そりゃもう気持ちいいほど、「蹴り」が炸裂します。
これは絶対、続編が出るでしょう。期待します! | |