 匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。 箱を祀る奇妙な霊能者。 箱詰めにされた少女達の四肢。 そして巨大な箱型の建物―箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。 探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。 果たして憑物は落とせるのか!?日本推理作家協会賞受賞作。(Amazon商品の説明より)
<何故そんな隙間だらけのまヽ蓋をするんだ>
ただ、ため息。「ほう。」
読書中ずっと文章に煽り立てられているような感覚のまま、一気読みでした。 「みつしり」などの表現にゾクリ。 次のシーンへの展開の仕方も好みです。 なによりも、作中作「匣の中の娘」の幻想的な雰囲気に引き込まれてしまいました。
榎木津が登場すると雰囲気がガラッと変わって、やけに楽しくなります。 関口も相変わらず危なっかしいのだけれど、木場修や初登場の鳥口を含め、京極堂を中心とする彼らの関係はとても魅力的です。
終盤、京極堂が語り出してやっと読者に分かる事実があったり、不満な点はあるのだけれど、読後はそれも些細なことに。 もう「本格」なんて関係のない迫力。 対決シーンには眩暈がしました。
畏れ入りました。傑作です。 | |
しかも傑作認定ですか!
実は私は「うぶめ」(漢字忘れました)と「魍魎」はどうもいまいちであまり覚えていないのです。
次の「狂骨」「じょろうぐも」(同じく漢字忘れました)は大好きなのですが。
ぜひ覚えているうちに読み進めて、「宴」の拡がりっぷりを堪能していただきたいです〜。
迫力に圧倒され、余韻の濃さに呆然としました。アニメ化されると知って、ビビッてます。
今、「狂骨」が手元にありますが、またこれも分厚い・・・。
「うぶめ」もすっかり忘れていたのに、「宴」まで記憶が持つでしょうか・・・。
でも、このリズムにのって読まないと、また手が出せなくなりそう。頑張ります!