2008年02月18日

ファントム・ピークス/北林一光 ★★★☆☆


長野県安曇野。半年前に失踪した妻の頭蓋骨が見つかり、三井周平は絶望していた。
しかし、なぜ、あれほど用心深かった妻が、山で遭難し、しかも現場と思われていた場所から、遥かに離れた場所で発見されたのか?
数日後、沢で写真を撮っていた女性が、一瞬目を離した隙に行方不明になる事件が発生。
妻の事故との類似点に気づいた周平が捜索を手伝うことになる。
しかし、それは、恐怖の連鎖のきっかけにすぎなかった!
人間をあざ笑うように、次々と起こる惨劇。
山に潜む、かつてない凶悪なモンスターとは!?(帯より)


<おまえはなぜここにいる?>

ホラーでもミステリでもなく、パニック小説なのですよね。
中盤までが文句なしの面白さだったので、大体の真相が見えてきたところで少し拍子抜けしてしまいました。
ありがちなテーマですが、それを取り巻く人間ドラマが丁寧に描かれてあり、メッセージ性は抜群。

著者は映画宣伝会社でプロデューサーをされていたとのこと。
目に浮かぶような描写と、スピード感あふれる展開は迫力です。
高野作品と似た印象で、楽しめました。
読み応えのある作品です。

2006年に亡くなられたのですね。
次の作品を読みたかったなぁ。
posted by めみ at 19:06| Comment(0) | 北林一光
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