 長野県安曇野。半年前に失踪した妻の頭蓋骨が見つかり、三井周平は絶望していた。 しかし、なぜ、あれほど用心深かった妻が、山で遭難し、しかも現場と思われていた場所から、遥かに離れた場所で発見されたのか? 数日後、沢で写真を撮っていた女性が、一瞬目を離した隙に行方不明になる事件が発生。 妻の事故との類似点に気づいた周平が捜索を手伝うことになる。 しかし、それは、恐怖の連鎖のきっかけにすぎなかった! 人間をあざ笑うように、次々と起こる惨劇。 山に潜む、かつてない凶悪なモンスターとは!?(帯より)
<おまえはなぜここにいる?>
ホラーでもミステリでもなく、パニック小説なのですよね。 中盤までが文句なしの面白さだったので、大体の真相が見えてきたところで少し拍子抜けしてしまいました。 ありがちなテーマですが、それを取り巻く人間ドラマが丁寧に描かれてあり、メッセージ性は抜群。
著者は映画宣伝会社でプロデューサーをされていたとのこと。 目に浮かぶような描写と、スピード感あふれる展開は迫力です。 高野作品と似た印象で、楽しめました。 読み応えのある作品です。
2006年に亡くなられたのですね。 次の作品を読みたかったなぁ。 | |